似非科学を暴きたい

大げさな宣伝はえてして真実を隠しています

健康食品の誤解と現実

口から入れて体内で栄養素として消化、分解され、活性酸素を中和するのが抗酸化物質。

口から入れて、体内でとシグナル伝達の結果として作られのが抗酸化酵素

 

「酸化ストレス」という言葉が広まってきて、これに対抗するために、この2つの違いを理解することなく、大げさな説明がされているのが、抗酸化物質。

 

とある企業は出来もしないのに、嘘を並べあたかも抗酸化酵素のように働く食品(栄養素)を買い込ませ、非常に不誠実なことをしている。

これは会社、というよりも単に金儲けのために行っている一部の人たちのマネをさせて、誠実な人を巻き込んでやっていることが紛らわしい。

 

野菜にしろ、果物にしろ、そこから取り出した成分が簡単に人の抗酸化酵素を作り出すように働きかけるというのは自然に考えればおかしいだろう。

それなら、その産地、その地域、またはそうした物を摂っている地域のかたの健康状態や健康寿命は長くなるだろう。

 

いかにも信頼性の高いかのようにふるまい、大した論文でもないのに価値があるように見せかけ、そして、ビジネスチャンスという言葉で人を煽り、結局なんの足しにもならないものを高い値段で買わされる。

 

調べれば簡単に分かることも調べようとせず、有りもしない理論や効能を横文字で表現することで、誤魔化している商品がどれほど多いか。

 

医薬品ですら、過去に製造されたものが最新の分析で効果なしとされたものが一定存在することを見れば、思いつきで作られた健康食品がそんなだいそれたことをできるはずない、と普通に考えれば分かる。

 

すべての製品が粗悪とは言わないが、特にネットワークビジネスの製品はひどいな。

高かろう悪かろう、というところにいい加減気づいた方が良いだろう。

 

具体的に会社や製品を挙げたいが、騙す気マンマンの人たちは、よく人を自分の主観で勝手に評価しがちだから、そこからも気づけるかも。